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      ホーム 海外不動産投資・購入 労働市場悪化と原油高

      労働市場悪化と原油高

      2026年03月8日
      労働市場悪化と原油高_写真
      労働市場悪化と原油高_写真

      目次
      1. 【経済の動き】
        • 米雇用の悪化
        • 一時解雇の増加
        • 原油高
        • 為替相場(ドル円)
        • AIと労働市場
      2. 【不動産・住宅ローン金利動向】
        • 一戸建て住宅の賃貸利回りが低下
          • 3ベッドルーム・アパートの潜在的粗賃貸利回りが最も高い郡
          • 潜在的賃貸利回りが最も低い郡
          • 潜在的利回りの低下幅が最も大きかった郡
          • 大規模郡の中で、潜在的賃貸利回りが最も上昇した郡
          • 賃貸利回り予測が10%を超え、平均所得も上昇している成長期待一戸建て賃貸市場としては以下の郡
          • アメリカ人が絶対に移住したくない州
        • 住宅ローン金利の動向
      3. 【国際ニュース】
        • アメリカ人の大多数が不法移民の帰国を望んでいる
        • ロシアがイランを支援か?
      4. 【今日の豆知識】
        • 南カリフォルニアの郡別のレギュラーガソリン1ガロンあたりの平均価格
      5. 【3月8日の米国住宅ローン金利】
        • 米国在住者用の住宅ローン金利表
        • 外国人用ローン金利

      【経済の動き】

      米雇用の悪化

      3月6日(金)に発表された米雇用統計の結果は予想に反して9.2万人の減少となり、失業率も4.3%から4.4%へと上昇しました。エコノミストの予想では5.5万人の増加となっていましたが、まさかの減少となりました。1月の統計速報値が13万人の増加と発表されて、雇用が持ち直したとの認識が広まりましたが、依然として労働市場は弱含みのようです。

      一時解雇の増加

      これまで何度も言ってきましたが、米大手企業のレイオフ(一時解雇)のニュースが毎週のように発表される中、1月の雇用急増はどうも辻褄が合わず、現状と政府発表の統計データの不一致に気持ち悪さを感じていました。大企業のレイオフは不景気の為ではなく、株主利益確保の為、効率化による企業体質の強靭化などとは言われていますが、周りを見回すと、小売店舗の閉鎖やファストフード店や小型のレストランチェーンの店舗再編があちこちで見られます。

      原油高

      イラン戦争が開始されてから、ガソリン価格の上昇が始まりました。南カリフォルニアでは1ガロン(3.785リットル)あたり平均で約4.5ドルぐらいだったのが、現在5ドルを超えてきました。1月の小売売上高が減少を記録した上に、ガソリン価格の上昇では、消費支出にブレーキがかかりそうです。戦争が長引き、原油価格が上昇すると、インフレと景気後退が一緒に来るスタッグフレーションに陥る可能性も在りますので、要注意です。少なくとも株価は当分不安定な動きをすると思われます。

      為替相場(ドル円)

      イラン戦争後の有事のドルでドル高となっていましたが、今週は一服して下落中です。日本10年国債は売られて利回りが上昇中です。一方米国債の利回りは当初上昇していましたが、金曜日に反転して下落しています。米国債と日本国債の利回りの差は縮小していますが、円は弱含みで現在1ドル157.80円と円安が進んでいます。日経株価は戦争勃発から、3月4日まで急落しましたが、その後は不安定な動きになっています。やはり、ドル円相場は日米金利差ではないところで動いています。

      AIと労働市場

      AIの導入によるレイオフが話題になっています。その影響か、米国の統計ではこのところ労働生産性が急激に上昇しています。IT産業だけでなく、幅広くAIの影響でレイオフが進んでいるとも考えられます。労働者が急によく働き、効率が上がることは考えられません。考えられるケースとしては、これまでよりも物が売れなくなったり、顧客が減った為、人員を整理しているが、インフレの為売上高は横ばいになっているためです。最近発表されたAI関連のレイオフの例として、オラクルはデータセンターのコスト増に対処するため、数千人規模の人員削減を計画しています。同様なケースは今後も増え続けるでしょう。FRBは1月の強い雇用統計から、インフレ抑制をするために政策金利を据え置くこと選びましたが、イラン戦争による原油高でインフレ上昇圧力が高まる懸念が出てきたため、雇用対策よりもインフレに注力するべきだと考える理事が大勢を占めていました。その為、市場では6月の利下げは遠のいたと考えられましたが、2月の弱い雇用統計と戦況の動向次第では、輸出企業の業績悪化なども考えられるため、利下げに積極的になる理事が増えてくる可能性が出てきました。

      【不動産・住宅ローン金利動向】

      一戸建て住宅の賃貸利回りが低下

      賃貸利回り低下は家賃の上昇が住宅価格の上昇を上回っているにもかかわらず発生しています。理由としては、固定資産税、火災保険、修理代などのコスト上昇が考えられます。以下は2026年の予想です。

      3ベッドルーム・アパートの潜在的粗賃貸利回りが最も高い郡

      イリノイ州セントクレア郡 (14.5%)

      アラバマ州モービル郡 (13.6%)

      イリノイ州ピオリア郡 (12.5%)

      ミネソタ州セントルイス郡 (11.6%)

      オハイオ州トランブル郡 (11.5%)

      潜在的賃貸利回りが最も低い郡

      フロリダ州ウォルトン郡 (3.1%)

      カリフォルニア州サンタクララ郡 (3.1%)

      テネシー州ウィリアムソン郡 (3.3%)

      バージニア州ラウドン郡 (3.6%)

      カリフォルニア州サンマテオ郡 (3.7%)

      潜在的利回りの低下幅が最も大きかった郡

      ニュージャージー州アトランティック郡 (2025年の17.5%から2026年には8.5%に低下)

      ニューヨーク州サフォーク郡 (17.7%から10.8%に低下)

      フロリダ州インディアンリバー郡 (11.9%から7.9%に低下)

      ハワイ州マウイ郡(8%から4.2%に低下)

      ルイジアナ州キャド郡(10.3%から7.2%に低下)

      大規模郡の中で、潜在的賃貸利回りが最も上昇した郡

      カリフォルニア州アラメダ郡(3.8%から4.5%に上昇)

      イリノイ州クック郡(9.2%から9.8%に上昇)

      フロリダ州ヒルズボロ郡(6.8%から7.2%に上昇)

      カリフォルニア州サクラメント郡(5.7%から6.1%に上昇)

      カリフォルニア州フレズノ郡(6.5%から6.9%に上昇)

      賃貸利回り予測が10%を超え、平均所得も上昇している成長期待一戸建て賃貸市場としては以下の郡

      ニューヨーク州サフォーク郡

      ニューヨーク州オノンダガ郡

      オハイオ州ルーカス郡

      アラバマ州モービル郡

      フロリダ州コリアー郡

      アメリカ人が絶対に移住したくない州

      世代によっても異なりますが、SpareFoot社が米国人を対象に行った調査によると、移住したくない州のトップ6は以下となります。

      1. カリフォルニア ― 移民の州

      生活費の高さが人口流出の要因となっています。因みに、州税は12.3%と全米一となっています。

      2. ニューヨーク ― 課税で追い出され、去る

      住宅費と税金の高騰は、依然として住民をニューヨークから追い出す大きな要因となっています。

      3. ルイジアナ州 ― 危険、貧困、そして苦境

      ルイジアナ州は、殺人発生率が人口10万人あたり15.8人と全米トップ、収監率も人口10万人あたり680人と全米で最も高く、貧困率も19%と高く、深刻な食料不安を抱え、学校支出は全米で最も低い水準にあります。

      4. ミシシッピ州 ― ほぼすべてのランキングで最下位

      ミシシッピ州住民の約19%が貧困ライン以下で生活しています。州の一人当たり所得は30,529ドルで、全米最低水準です。失業率と食料不安の水準は全米で最悪の水準にあります。

      5. アラスカ ― 孤立、犯罪、そして厳しい現実

      犯罪率、失業率、貧困率が平均を上回っています。学校の質も低く、あらゆるものを北へ輸送しなければならないため、生活費はかなり高額です。

      6. ニューメキシコ州 ― 機会に恵まれない場所

      2025年、ニューメキシコ州は貧困人口の割合で全米トップにランクインし、同時に全米で最も高い犯罪率も記録しています。極度の貧困と高い犯罪率というこの2つの事実だけでも、移住希望者を遠ざけるには十分です。

      (出典:SpareFoot)

      住宅ローン金利の動向

      先週のイラン戦争勃発以来、米国10年国債の利回りは上昇し続けていましたが、金曜日に発表された、雇用統計の内容が、予想に反しての減少となったため、10年国債の利回りが下落に転じました。
      その為、長期金利が下落して、住宅ローン金利も下がりました。
      現状は先週に引き続き、この戦争の行方次第ですが、大きな金利上昇とはならないでしょう。

      【国際ニュース】

      アメリカ人の大多数が不法移民の帰国を望んでいる

      ハーバード大学ハリス研究所の世論調査によると、アメリカ人の約60%が国境の安全確保と連邦法の施行を望んでいるという結果が出ています。先日行われたトランプ大統領の一般教書演説の中で、大統領は、我々の政権で最も大事にしている原則の一つは、米国民の生活と安全です、不法移民の生活と安全を第一にすることではありませんと述べています。その時ほとんどの共和党員とほんの一部の民主党員が立ち上がってスタンディングオべーションを行い、その考えを支持しました。例えば、米国人がメキシコに渡って無料の医療、無料の歯科治療、無料の入院を要求するようなことが正しいことだとは思えません。移民に個人納税者番号を渡して、不法に事業を開き、不法移民を雇用するなどという事はあり得ないことです。しかし、これまでそのようなことが何十年も続いています。今はヨーロッパでも、米国でも移民問題で国家がおかしくなっていることに国民がNOと言い始めています。トランプ大統領の一般教書演説が終わった後、彼の支持率は一気に10%も上昇しました。移民反対と言えば差別主義者だと言われる恐怖の為に、黙っている人たちも多くいます。自分の生まれた国で、生き、働き、家族を作ることができないのは不幸なことです。日本ではトランプ大統領の強引な不法移民対策は国民に不評だというニュアンスの報道がされているようですが、現実は違っています。一部では、そんなに不法移民を大事にしたいのなら、あなたの家で面倒見てくださいという人さえいます。不法な移民を受け入れて誰が得をするのかを考えれば、人道問題ではないことが分かるはずです。

      ロシアがイランを支援か?

      米軍はイランの反撃を封じるために、弾道ミサイルやドローンの発射拠点を重点的に攻撃し、それと並行してホルムズ海峡などでイラン軍艦へと攻撃も進めています。一方、ワシントンポストによると、イランは近隣諸国などに向けて弾道ミサイルを発射していますが、戦争開始当初に比べて90%、ドローンは83%減少しているという事です。しかし、ロシアが中東における米軍攻撃の標的情報をイランに提供しているらしく、攻撃精度が上がってきていると言われています。これまで静観していると思われていたロシアがこっそりイランを助けているらしいことが分かりました。 表立っての参戦はできないでしょうが、イランに対して義理を果たすための協力でしょう。もう一つの同盟国である中国は未だに静観しているのでしょうか? それとも来月のトランプ大統領訪中を控えておとなしくしているのでしょうか?

      いずれにしても、イスラエル、米国対イランの戦争に第三国が参戦し戦火が拡大しないことを祈るばかりです。

      【今日の豆知識】

      南カリフォルニアの郡別のレギュラーガソリン1ガロンあたりの平均価格

      ロサンゼルス:5.165ドル

      オレンジ:5.153ドル

      サンディエゴ:5.044ドル

      リバーサイド:5.050ドル

      サンバーナーディーノ:5.040ドル

      ベンチュラ:5.120ドル

      *3月7日(土)時点のAAA(全米自動車協会)とオイル・プライス・インフォメーション・サービス最新データ

      【3月8日の米国住宅ローン金利】

      米国在住者用の住宅ローン金利表

      Rates are current as of: 3/8/2026
      Loan amount subject to county limits.

      Loans to: $832,750
      30 YEARS FIXED
      Rate:6.375 Points:0.250
      Rate:5.990 Points:1.250
      15 YEARS FIXED
      Rate:5.875 Points:0.250
      Rate:5.375 Points:1.250
      5/6 ARM
      Rate:6.000 Points:0.250
      Rate:5.500 Points:1.375
      Jumbo Financing
      30 YEARS FIXED
      Rate:5.875 Points:0.375
      Rate:5.625 Points:1.250
      15 YEARS FIXED
      Rates:5.875 Points:0.000
      Rates:5.625 Points:1.000
      7/6 ARM
      Rates:5.625 Points:0.000
      Rates:5.375 Points:1.000
      Loans to: $1,249,125
      30 YEARS FIXED
      Rate:6.375 Points:0.250
      Rate:5.990 Points:1.250
      15 YEARS FIXED
      Rate:6.625 Points:0.375
      Rate:5.875 Points:1.375
      5/6 ARM
      Rate:6.375 Points:1.375
      Rate:5.375 Points:2.250
      FHA Govt. Financing
      30 YEARS FIXED
      Rate:5.875 Points:0.375
      Rate:5.500 Points:1.500
      15 YEARS FIXED
      Rates:5.625 Points:0.125
      Rates:5.250 Points:1.000
      5/1 ARM
      Rates:5.625 Points:0.250
      Rates:4.625 Points:1.750

      外国人用ローン金利

      ※ 2026年3月8日現在の金利

      頭金 金利
      50%以上 6.250%
      45% 6.375%
      40% 6.375%
      35% 6.625%
      30% 6.750%

      【ローン条件】

      • 3年の Prepayment Penalty
      • 固定資産税・火災保険はローンと一緒に支払う
      • 30年固定型・5年固定型・7年固定型の3つから選択(金利は同じ)
      • 投資物件用のプログラム(DSCR)

      Remark:このプログラムは米国在住者も使えます。

      米国不動産に関するご相談

      米国の経済や住宅ローン金利の動向は、米国不動産市場にも影響を与えます。

      米国不動産の購入や投資をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

      また、今後取り上げてほしいテーマなどのご要望がございましたら、コメントやお問い合わせなどでお知らせいただけますと幸いです。
      皆さまからのご意見を、今後の記事づくりの参考にさせていただきます。

      TEL 03-6261-4096

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      ライターのご紹介

      Yoshiaki Maekawa

      Yoshiaki Maekawa

      < 前川 嘉章⽒ の プロフィール >

      1960年 兵庫県姫路市⽣まれ
      1984年 同志社⼤学経済学部卒業
      その後、近鉄航空貨物⼊社。1987年海外研修⽣としてLos Angeles航空⽀店に赴任、1992年に正式な駐在員としてSan Francisco 航空輸⼊⽀店に赴任。

      1994年Los Angeles Ocean Export⽀店に⽀店⻑として移動。2001年帰国命令が出たのを機に退社。2002年カリフォルニア不動産取り扱い免許を取得して⽇系不動産会社にてローンコンサルタント業を始める。 1年後⽶系の不動産ローン専⾨銀⾏に転職。住居⽤、投資⽤不動産ローンのサービスを主に在⽶⽇本⼈の⽅に提供する。同時に、⽇系の不動産管理会社にてアパートなどの投資、管理業務の補佐を⾏う。

      2008年所属する⽶系不動産ローン専⾨銀⾏がリーマンショックのあおりで倒産。いくつかの⼩規模な銀⾏を経て2010年からNew American Funding所属のローンコンサルタントとして現在に⾄る。
      家族は妻と⻑男、⻑⼥の4⼈。妻以外は剣道有段者の剣道⼀家。
      趣味は剣道と読書。住居はオレンジ郡のSeal Beach.

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