クロージング・ステイトメントの詳細

2026年06月9日

米国でローンを借りる場合、第三者の精算会社あるいは弁護士が精算の明細書を作成します。以下は精算項目の明細です。これは私が過去取り扱った「売買価格647,000ドルの物件を頭金25%」で購入したコンドミニアムの物件の例です。2023年の12月15日にローンが下りて、登記し、エスクローをクローズしました。
以下、高額な費用項目を黄色でハイライトしました。エスクローは受け取った費用をそれぞれ、レンダー、タイトル会社、保険会社、エスクロー会社、地方自治体、政府に振り分けて支払い精算します。以下の費用項目に無い費用を請求された場合は、念のため、その費用が正当なものであるかの確認をした方がいいでしょう。そのためにも、どのような費用項目があるのかを事前に知っておくことは大事なことです。また、このサンプルはコンドミニアムの購入の場合の費用項目ですので、一戸建ての場合はHOA関連の費用項目5.6.14.15.29番は不要となります。英語と日本語で明細を説明してあります。

Estimated Settlement Fees

LOAN INFORMATION
1.Origination Charge
1,419.00
2.Credit Report
13.00
3.Tax Service Fee
90.00
4.Flood Certification
4.50
5.EOI Certificate
149.95
6.HOA Cert Fee
251.95
7.Borrower Identity Validation
10.50
8.Verification Services
199.00
9.Lender Credits
-19.41
10.Interests on Principal Balance at $xxx/day from Closing date to 1st day of the next month
xxxx.xx
11.Homeowner’s Insurance@$xxx/mo for 3 mos
xxx.xx
12.Property Taxes@xxx/mo for 6 mos
xxxx.xx
PRORATIONS/ADJUSTMENTS
13.County Property Taxes at $xxxx/semi-annually From Closing date to 1st day of the next month
167.13
14.HOA Dues at $xxxx/monthly from Closing date to 1st day of the next month
184.00
H.O.A/MANAGEMENT
15.Next Month’s HOA Dues x 2 MONTHS
690.00
OTHER DEBITS/CREDITS
16.Insurance Agent for Homeowner’s Insurance
1,468.00
17.Notary Public for Notary/signing Fee
200.00
TITLE/TAXES/RECORDING CHARGES
18.Lender’s Title Insurance
983.00
19.Lender’s Policy Endorsements
125.00
20.Sub Escrow Fee
62.50
21.Electronic Recording Fee
9.00
22.Wire Fee
15.00
23.Courier/Overnight Fee
50.00
24.Recording Grant Deed
25.00
25.Recording Trust Deed
125.00
ESCROW CHARGES
26.Escrow Fee
1,918.00
27.Electronic Document Processing Fee
200.00
28.Loan Tie-In Fee
275.00
29.HOA Processing Fee
80.00
30.Messenger/Overnight
100.00
31.File Archiving Fee
65.00

(日本語訳)

ローン関連費用
1.ローン取り扱い手数料
2.信用情報照会料(クレジットレポート入手料)
3.税務関連サービス料
4.洪水リスク証明料
5.管理組合の保険加入証明書(EOI)発行料
6.HOA(管理組合)証明書発行料
7.借入人の人身元確認料
8.確認・検証サービス料
9.銀行(レンダー)からのクレジット
10.借入金に対する金利(決済日から翌月1日迄の分)
*10の項目はローンが下りて、手続き完了日から翌月の1日迄の金利となります。住宅ローンは前月の金利を翌月の1日から15日の間に支払う事になっている為、例えば12月の15日に手続が完了した場合は、翌月の1月1日までの金利を精算書上で支払いローンを1月1日から始められるように調整します。また、このケースでは1月1日の支払いは完了したとみなされますので、実際のローンの支払いは2月1日から始まります。
11.住宅所有者保険料(月額xxxドル×3ヶ月分)
12.固定資産税(月額xxxドル×6ヶ月分)
*11と12の項目はそれぞれ火災保険、固定資産税の月割り額を毎月のローンの支払いと共に銀行(レンダー)に支払うための準備金となります。
日割り計算・精算項目
13.郡固定資産税(半期xxxドル):決済日から翌月1日まで
14.HOA会費(月額xxxドル):決済日から翌月1日まで
HOA/管理費
15.翌月分HOA会費(2ヶ月分)
その他の借方/貸方項目
16.住宅所有者保険代理店への支払い
17.公証人への支払い(公証・署名立会料)
権原・税金・登記関連費用(タイトル会社関連費用)
18.レンダー用権原保険料
19.レンダー用権原保険特約料
20.サブ・エスクロー手数料
21.電子登記手数料
22.電信送金手数料
23.配送・翌日配達料
24.譲渡証書(Grant Deed)登記料
25.信託証書(Trust Deed)登記料
エスクロー関連費用
26.エスクロー手数料
27.電子文書処理手数料
28.ローン関連事務手数料
29.HOA関連事務手数料
30.メッセンジャー費(翌日配達)
31.ファイル保管手数料

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イターのご紹介

Yoshiaki Maekawa

Yoshiaki Maekawa

< 前川 嘉章⽒ の プロフィール >

1960年 兵庫県姫路市⽣まれ
1984年 同志社⼤学経済学部卒業
その後、近鉄航空貨物⼊社。1987年海外研修⽣としてLos Angeles航空⽀店に赴任、1992年に正式な駐在員としてSan Francisco 航空輸⼊⽀店に赴任。

1994年Los Angeles Ocean Export⽀店に⽀店⻑として移動。2001年帰国命令が出たのを機に退社。2002年カリフォルニア不動産取り扱い免許を取得して⽇系不動産会社にてローンコンサルタント業を始める。 1年後⽶系の不動産ローン専⾨銀⾏に転職。住居⽤、投資⽤不動産ローンのサービスを主に在⽶⽇本⼈の⽅に提供する。同時に、⽇系の不動産管理会社にてアパートなどの投資、管理業務の補佐を⾏う。

2008年所属する⽶系不動産ローン専⾨銀⾏がリーマンショックのあおりで倒産。いくつかの⼩規模な銀⾏を経て2010年からNew American Funding所属のローンコンサルタントとして現在に⾄る。
家族は妻と⻑男、⻑⼥の4⼈。妻以外は剣道有段者の剣道⼀家。
趣味は剣道と読書。住居はオレンジ郡のSeal Beach.